東日本大地震・津波遺児のため、3月23日、神戸・JR元町駅前でも街頭募金がおこなわれていた。募金活動に参加した、1995年の阪神大震災で父親を亡くした女子大生はこう話す。「16年前被災したとき、私は3歳でしたが、救出された母が顔に大けがをしていたこと、父が亡くなったことを知り、なんで自分だけがこんなつらい思いをしなければならないのかと一晩中泣き明かした日のことは、今でも鮮明に覚えています。今回の震災で一番心配なのは、私と同じようにお父さんやお母さんを失った子どもたちのことです。親がいない、帰る家もない、誰かに頼ることもできない、そんな中で、彼らは今、毎日を一生懸命生きています。すぐにでも被災地に行って何かしたいという思いでいっぱいです。震災の被害を受けた私たちだからこそできること、それは、これまで私たちが受けた多くの方々からの愛情を彼らに注ぐこと、一人じゃないよと彼らに寄り添ってあげること、そして、このようにして街頭で受け取ったたくさんの方々の思いや暖かさを届けることです。東北のみなさん、今、とてもつらい状況だと思いますが、世界中のみなさんがあなたたちのことを応援しています。笑顔だけは忘れないでください」
(あしなが育英会ホームページより抜粋 要約)
遺児の皆さん、自分はひとりぼっちだと思わないでください。震災や津波で大切でかけがえのない人を失いましたが、
勇気までも失われてしまったということでは決してありません。そしてなによりも私たちは日本という家族の一員なのですから。
勇気までも失われてしまったということでは決してありません。そしてなによりも私たちは日本という家族の一員なのですから。
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